タイヨウとヒマワリ
「はぁ…。」
「ため息つくと、幸せ逃げるぞ〜」
誰のせいだと思ってるんだよ。
のんきな感じで言う彼を軽く睨んだ。
私達は幼稚園からエスカレーター式で大学まで行ける学校に通っている。
中学受験して合格した空を追って私もその中学に入った。
その学校は幼稚園から大学まで全部同じ敷地内にあり。
校舎も所々繋がっていたりする。
そして私達の住んでるところの二駅先にあり、私と空はいつも電車で通っている。
家から駅も、駅から学校もそんなに時間はかからない。
だから、いつもギリギリの電車で行ってるわけだ。
その電車に乗り遅れれば、もちろん遅刻決定。
なのに…
あのバカがやらかした。