月姫物語
ふぅ、と一つ息を漏らすと、胸元から扇を取り出した。
美しい四季をあらわす扇。
それを広げ、口元を覆う。
「我は、天風。どなたからでもよい、かかってこい。」
挑発すると、すぐに一人の男が刀を振り上げ襲い掛かってきた。
その刀の切っ先を扇で受けると、ひらりと宙へ舞い、その頭へ蹴りをきめる。
その男は呆気なく倒れ、動く気配を見せない。
刀を鞘に納め、全員へ笑顔を向ける。
「さぁ、次はどなたかしら?」
美しい四季をあらわす扇。
それを広げ、口元を覆う。
「我は、天風。どなたからでもよい、かかってこい。」
挑発すると、すぐに一人の男が刀を振り上げ襲い掛かってきた。
その刀の切っ先を扇で受けると、ひらりと宙へ舞い、その頭へ蹴りをきめる。
その男は呆気なく倒れ、動く気配を見せない。
刀を鞘に納め、全員へ笑顔を向ける。
「さぁ、次はどなたかしら?」