月姫物語
「っと、大丈夫ですか?月子。」














崩れた体の腰に手が回され、なんとか意識を取り戻す。











「今・・・貴方の家は何かに巻き込まれている。それを助けるべく・・・白月花の姫であるわたくしが呼ばれた。・・・・・・相違ありませんか?」












『見事な姫よ。』












白王様が、ため息交じりで言った。











「再び・・・物の怪共が動きを活発化しているのですよ、月姫。」














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