月姫物語
え・・・?











「他の陰陽師家が、黒狐の一族・・・つまりは物の怪の後ろ盾となっています。其れ故でありましょう。このままでは、帝とて危ういのでございますれば。」













「帝がっ?!」












思わず支えられていた手を振り払った。











「帝よりご寵愛を受けている月姫にとっては、悲しきことですが・・・事実なのですよ。」














「ちょ、寵愛なんて・・・・・・」











その目があまりにも怖くて言葉が、繋げられない。











なんだっていうのよぉ・・・
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