月姫物語
「陽、それはあまりでは?白王様の前に誓ったではありませんか。」














夜がからかいながら言った。











「月子。父上にお会たのか。」













桜ノ宮が呆然としながら言った。










すると夜がすっと立ち上がり、母上の前に平伏した。












「申し訳ございません。桜ノ宮様。頼まれたとはいえ、こちらの姫君を誘き寄せ危ない目にあわせたのはこの私です。」













(なかなかいいとこあるじゃん。)











自分の行いを庇ってくれた夜に、月子は満面の笑みを向けた。
< 60 / 60 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

薄紅空
天鈴/著

総文字数/4,802

ファンタジー20ページ

表紙を見る
ー雪女郎ー 雪洞と凪
天鈴/著

総文字数/26,743

ファンタジー75ページ

表紙を見る
-雪女郎- 千寿
天鈴/著

総文字数/26,144

ファンタジー80ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop