私を愛して

パンプside

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あ~~~!

外からでも十分聞こえる大音量。



 所々外れる音。



3時までのリハが今は6時。

3時間オーバー。

おまけに今はコンサート曲の一曲目。
あと、二時間はかかるだろう。



なんてことしてくれるんだよ!



これから新曲のレッスンだぜ?

聞いちゃいられねぇ!


 俺は立ち上がり、短くなって火の元がすぐそこまで来ていたタバコを地面へと落とし、踏んだ。


 あ~~!

くそ!

もう一本タバコを取り、火をつける。


ったくよぉ!




俺は目に入ったコードを引っこ抜いた。
だって、ムカついてたし

――――ブッ――――

それとともに、一気に暗くなる会場。
ブゥゥンとなる機会音。
…え?
まさか、今の…。

 「誰だ!?元源抜いたの!」

…~~まじかよ…

まあ、いい…あせるな。俺…

 俺は目の前の扉を思いっきり開けた。

 「なっ!パンプ?!」


あせってるルジルはかなり幼い子に見えた。

…じゃなく。










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