殺し屋
「嘘か~い!!」


「伊丹は知ったげだな
だから伊丹は女にモテないんだよ」


「うるせー」


「今、自分がモテないって認めたな?
商売はまず見えないところから清潔に!!
恋愛も一緒」


「で、おまえは何をしたんだ?」


「"殺し屋"と言う店名を変えた



「何勝手なことしたんだよ!!」


伊丹の言葉をスルーし

「新しく考えた店名!!それは!!」


「それは…?」


「"豚共、撲滅計画"」


「うん。やめよう」


「あ…間違った。これは副業の方だった
改めまして、店名は!!"人生相談所~あなたの悩み、殺します~"だ!!」


「おい!!なんか、違う職業になってるし!!
それにそのサブタイトルみたいなの、いらねーだろ!!恥ずかしいわ!!」


「いや、もう遅いです。既に依頼は1000件にも及んでいます」


「マジかよ。その店名でよく依頼する気になるな」


「うちの軽いナイスアクシデントのお陰です」


「相談者に何したんだ!?」


「だから軽いアクシデントですよ」


「おまえの軽いは軽くねーんだよ!!」


「チッ…死ねば?」


「その一言で、人を簡単に殺せるだよ」


「どや顔するな。それとHEROの台詞を汚すな」


「久利生検事の?」


「わかってるじゃないですか。
汚した罪で、あなたをシバキあげす」


「どんだけHERO好きなんだ!!
目がヤバいぞおまえ…ほらっ!!て…手紙読めって…な?落ち着け」


「…」


弟子は少し沈黙した

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