殺し屋
しかしそんな俺様の思いもすぐに打ち消えた
「お待たせしました
ごめんなさい」
依頼人が来たのだ
ちなみに、場所指定をしてあったので、依頼人はすぐに俺たちだとわかったのであーる。
依頼人はエスパーじゃないから
「遅いじゃないですかー。」
「申し訳ない。少し着替えに戸惑ってしまい…。」
そういう依頼人の服装は、Tシャツにジーパンという、シンプルな格好だった
まぁそれはおいとき
「で、依頼内容は記憶喪失にさせた犯人を探せというのでよろしいですよね?」
「はい」
「なにか手がかりになりそうな物とかありませんか?」
「手がかりになるかはわかりませんが、僕はどうやら警官だったようです
それにこの付近を巡回する、俗に言う、お巡りさんだったようです」
「それからそれから」
「これは同僚に聞いた話ですが、通報みたいなのがありまして」
「それからそれから」
「『人を殺す方法を言ってる者がいる
嫌なので注意してほしい』と。その通報を受けた同僚は、僕に行かせたらしいです。
多分、僕はその"殺す方法"を言ってた人に殴られたのだと思います」