殺し屋
長時間戦ってか、二人の体力は限界に近づいた
「ハァハァ…そろそろ決着を着けようではないか。…伊丹」
「悪ぃけどお前を殺す気はない」
「何を今更!!」
「だって俺今、人生相談所だもーん」
「…じゃあ何故お前…俺の挑戦を受けた」
「俺が引き受けなきゃ、あの標的は殺されてた。それだけだ。」
「かっこつけよって!!どうせ、逃げたと思われるのが嫌だったんだろ!!」
「逃げる?何に?
つーか、一つ言わせてもらう!!人の命を賭けに」
プップー
何かブザーがなった。
俺の決め台詞の最中に。
「はいはーい。そこまで。お二人さん」
警察の格好をした、弟子だった
「二人とも、喧嘩をしたらダメっすよ。
みんな仲良く暮らしましょう!!」
「いやどんだけ決め台詞を汚せば気が済むんだよ!!!」
「人の醜態ほど笑えるものはないですからね」
「お前、もう少しおしとやかにしたらどうだ?」
「嫌です。おしとやかにしても、エスカルゴになっても、人気No.1にならない限り、うちの野望は止まりません」
「この際エスカルゴは関係ねーから」
会話してたら、寛士が急にしゃがみこんだ。
「うっ…うっ…」
何やら泣いてるようだ
つくづく意味不明な男だ
「俺は…何のために…」
「生まれて?」
「アンパン〇ンマーチじゃねーんだから!!」
「だまれ!!」