殺し屋
第六話
『拝啓。人生何でも屋(以下略)
この手紙。読んでる伊丹は、どこでエロ本を見てますか。
私には悩みがあります。
それは"モンスターペアレント"だか、"モンスターペアレンツ"だか、わかりませんが
そのモンスターにあれこれ言われ、精神的に参ってます
どうにかしてくれませんか?
敬具?だったっけ?
それとも総理大臣だったっけ?
まぁいいや。終わる』
という依頼文が来た。
「なるほど、討伐して欲しいわけですね」
「んなわけねーだろ!!
きっと、いちいち文句言わないで欲しい。
という、切なる願いだろ」
「じゃあ、この教員に会いに行きましょう」
「そうだな。
ところで…いつ俺らは人生何でも屋って店名になったんだ?」
「知りませーん」
「なんかもう殺し屋から遠ざかってるな
最終的には占い師になったりして」
「あー、それいいですね!!」
「いや、おい。変えようとするな。
何早速変えようとしてんだよ!!」
「てへ」
「かわい子ぶってもダメだから」
「ぶってないし。本当にかわいいんだし」
「マジで言ってんのなら、ぶん殴るよ」
「殴れるものなら、殴って下さーい」
「んにゃろ!!」
そう言って、バトルが始まったのはおいとき、俺たちは学校に向かった。