君を好きになれた68億分の1の確率に感謝


「・・・そっか・・・でも、恋って楽しいョ!!瑞希だって、小学校の時は恋した事あるじゃん!!」

「そーだよ!!恋活は楽しいョ!!瑞希!!好きな人できたら言ってね~♪」



はいはい・・・了解しました。

まぁ好きな人なんてできないと思うけど・・・

・・・いや、絶対できないけど





おしゃべりしながら、歩いてると本当あっという間・・・

「じゃ、そろそろバイバーイ!!」

「「うん、じゃーね!!瑞希!!」」

そうして、2人とわかれた



『十文字』

そう書かれた表札の足を止める



ん!?

あそこにいるのって、隣の家の『真代 洸太』とか、いうひとじゃね??

私の視線の先はお隣さん家の前

そういえば、今日同じクラスになって、たしか・・・席まで隣だったような・・・


真代も今、帰ってきたんだ・・・




まぁどうでもいいけど・・・








しかし、後になって真代が私にとって、重大な人物となる事はこの時、知るよしもなかった。




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