アナタだけのお姫様

「あ、ひよこもミルクティー好きになったの?」


「違うわ! た、たまたまだし」

 
 言い当てられると恥ずかしい……。


「てゆーか、今日早くない?」


「ん? なんか学園祭の準備があるけどめんどくさいから抜けてきちゃった」


 うわー、コイツ最悪だ。


「たまには息抜きも必要っしょ?」


 無邪気に笑う侑也の顔って、なんであんなに輝いてるのかな。



 ついつい見とれてしまう。


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