アナタだけのお姫様

「日向なんだって?」


「今から行くー、だって」


 ――侑也と話しながら待っていると、ひなが駆け寄ってきた。


「ごめんね、待たせちゃったね」


「ひなー!」


「久保君もわざわざごめんね。日和を送ってもらっちゃって」

 

「やー、平気だよ」


「ありがとね、侑也!!」


「おう。今度ミルクティーよろしく」


 そんな安いもんでいいのかよ!?


「オッケー」


「んじゃ、また」


< 175 / 525 >

この作品をシェア

pagetop