アナタだけのお姫様
「それより、席に案内してくれる?」
「お、そうだな! こっちこっち」
案内された席は、幸いな事に窓際だった。
他の人に気を遣う事無く、ひなとお話できるじゃん!
ちなみに中は焼きそば屋とは思えない様なインテリアで、あたしの好みも多少混ざっていた。
「ね、あんまり地味じゃないでしょ?」
「うん……」
「メニューは焼きそばしかないけどね」
確かに、メニューには焼きそばかジュースしか無かった。
ただ、焼きそばの味は選べる様だからまだイイか。