アナタだけのお姫様

「俺は明日朝早いからそろそろドロンするわ」


 徹って男が申し訳無さそうに首を横に振っている。



 というか……なんなんだドロンって?


 本当に面白いなこの男。



「じゃー今日はお開きねー!!」


「また集まろうぜー!」


 駅のところで解散する事にした。


 またこうして四人で遊べればいいな……


「ひよこ。送ってってあげるよ」


「私だって女の子なんですけど~?」


 理沙もヤキモチ妬くんだね、なんて危うく言いそうになるところだった。



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