アナタだけのお姫様

「遅くなるって言ったけど……連絡も無いし心配で心配で……何かあったんじゃないかって」



「ごめん、普通に携帯の充電切れてた」

「もう……」


「ごめんね?」


 ひなの手を握ると、物凄い冷たくなってた。


 一体いつから待っててくれたんだろう?


「ひな、家入ろうよ。寒くない?」


「そうだね……ごめん」


 なんか弱々しいひな。


 いつもと違うひな。


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