アナタだけのお姫様

「それがお前だ、ひよこ」



「ふー……ん!?」


「ひよこはすっげーイケメンな男と二人で一緒に居るもんだから二人になるのに一苦労したわ」


「で? で?」


 イケメンは間違いなくひなだよね!!


「チャンスは逃したくないって思って、一人になったところをすかさず声掛けた!!」


「盛り上がってきましたね、侑也さん!!」


 茶化すあたしを見て、ミルクティーをすすりながら目の前の彼は呆れている。


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