アナタだけのお姫様


 テーブルには朝食ならぬ昼食が美味しそうに輝いていた。


 緑黄色野菜のサラダ、かぼちゃのスープ、サーモンの包み焼き、ナン、キーマカレー、他にも色々。



「山下さん……いつもよりすごい」


「いえ、そのような事は……」


 頬を真っ赤に染めて否定するとか可愛すぎるって!


「ほら、日和座って。山下さんはね、俺たちが二人揃う日だから頑張ってくれたんだよ」


「ひ、日向さん!」


 言っちゃダメとでも言いたそうな顔をしてる山下さんが、もっと可愛く思える。


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