アナタだけのお姫様
――それから数日後、学園祭の準備をしようと、俺たちは階段の所に集まっていた。
階段って言っても別に狭いわけじゃないし、ベンチもあるしもってこいな場所だった。
「学園祭まで微妙に期間あるけど、なんか楽しみになってきたよな~」
「ふふっ。そうだね」
「最初は焼きそばかよぉ~とかあたし思ったけどぉ~、でもちょー楽しみ!」
「あたしも。なんか皆で何か一つの事をやり遂げるのっていいよね」