アナタだけのお姫様

 日和以外の女の子と居ると、どうも調子が狂う。


 二人の背中を見つめながら、そんな事を考えていた。


 なんでか日和を基準に考えてしまうクセも抜けない。



「とりあえず……ウマそうなイラスト描けばいいよな!」


「俺は絵が得意じゃないから、吉田君に任せるよ」


「僕も……不得意だし吉田君に……」



< 382 / 525 >

この作品をシェア

pagetop