アナタだけのお姫様


「……どうでしょうか、お姫様?」


 いつの間にか演奏が終わってた。



 無言でひなの隣に座り、寄りかかる。


「この曲聴くと、昔の事色々思い出すんだ」


「俺もだよ」


「ママの事とか、ひなの事も」



「……うん」

< 40 / 525 >

この作品をシェア

pagetop