アナタだけのお姫様

 さっきまでとは打って変わった彼女の態度にはちょっと驚いた。



 まぁ……俺も人の事言えないんだけどね。


「でも、門までは送らせてね」

 
 もしまだ玄関とか門のところに日和が居たらって思うとビクビクしたが、大丈夫だった。

  
 ――それと同時に不安が押し寄せてきたけど。

< 500 / 525 >

この作品をシェア

pagetop