アナタだけのお姫様


「日和を傷付けたくはなかったけど……」


「それ以上言わなくていいからさ。とりあえず近々引っ越すんだっけ?」


 翌日、俺は久保君の家に出向いていた。


 大まかにしか説明しなかったけど予想していたのだろう、彼はあんまり驚かなかった。

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