アナタだけのお姫様

「二階堂ちゃん終わった~?」



「あ、あと少しです」


 つーか急に話しかけんな!


 鳥肌たっただろ!


「もう時間だから上がっていいよ」


 ――え、マジで?


 黙々と作業をしてたせいか、いつの間にか上がりの時間になってたらしい。


「はい」


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