アナタだけのお姫様


「……ひよ、おいで?」



「――っ!!」


 名前を呼ばれた瞬間、心臓っていうかなんか突き抜けた。



 うまく説明できないけど、なんか衝撃受けた。

 
 だって、だってさ……その呼び方で呼ばれたの、小学生以来なんだもん……嬉しすぎるでしょ?


 あたしの事を、日和って呼ぶようになったのは、ある事件がキッカケで……。


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