アナタだけのお姫様

「……あ」


 更衣室から出ると、ミルクティー久保が既に休憩を取っていた。


 頬杖をついて、なんとも退屈そうな顔をしてる。


「おお。お疲れ」


「ミルクティー久保――あっ、えっと宜しく……ね」


 なんかとっさに言っちゃったよ。

 
「えっ!? 何そのあだ名!? 長くない?」


 確かにそうなんだけどさ……。


「でも髪の毛とかミルクティー色だし……」


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