アナタだけのお姫様


「あーゆーの許せないからさ。まあ……近々アイツはここ辞めると思うよ」


「え? どうして?」


「ゆーや……あんたまさか」


「だから辞めようなんて思わないでさ、これからも宜しく」


「う、うん」 


 素直に嬉しかった。



 心配してくれてたんだなって思ったし。


 それに……男の子に心配されたのってひな以外、初めてだったから。


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