守るべき光 〜Life〜
逃げるように夜道を新たな城に向かう三匹

何度も追っ手が来ていないか確認しながらの逃走

リリアの手はまだ震えマイヤーの手を離さない


迷路のような樹海をぬけ木の幹のアーチをくぐり新たな城につく


負傷兵も沢山いてみんな疲れきっていた



リリア姫もうここまでくれば大丈夫です

女王様もアレン隊長といるはずです
安心しておやすみください
リリアは何かマイヤーに伝えようとするが恐怖で声にならない

奥の部屋まで手をひき案内すると

リリアが小さな声でありがとうといった

マイヤーはうなずきおやすみなさいと部屋を離れる


疲れて果てた身体は自然と深い眠りに入る



マイ…
マイヤ…

マイヤー!

ハッ!と目を覚ますとアレン隊長がいる


マイヤー昨晩はご苦労だった

という事はもう朝かとまだ起ききってない脳をフル回転して思う

まったく寝た気がしない


護衛隊をお呼びだ

女王の間にいくぞ

マイヤーはそれを聞くとビシッと立ち上がる


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