霊務
【死んじゃった!ー10】


オッサンは大男に深々と頭を下げて、申し上げをした。







「ウム、決定か。
連れていけ」








「あ、久々に喋った閻魔のオッチャン」








すると、オッサンは慌てて否定した。








「この人は、ただの番人で閻魔様ではない!
とゆうか閻魔大王なんて、それも想像上の人物だから
もともと存在しないのだよ」







「え~~~ヒゲとかこんなに似てるのに、この人偽物なの?
ねえねえ、その本は何?」








大男の座る前には、分厚い本が置かれている。








「こいつか?コイツにはお前さんのような霊の
情報が載ってるだけだ。
その人の名前や、
死んだ日とかもな」








礼子はそれを聞いて感心した。

特に感心するとこでは
ないが、感心している。







「あ、そうだ閻魔のオッチャン!
私は何で死んだかって書いてある??」







だから、閻魔様ではないって…
と頭を悩ませるオッサンをよそに、大男はそれについて答えてくれた
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