霊務
第二死 昇級
【初仕事ー1】


ドアの向こうは、普通の人間の世界。

まるで、生きているかのように歩くこともできた







だが、
やはり霊だけあってその
姿は人々に見えてなく、
物をすり抜けることも
可能である。






「キミ…
何を遊んでるんだ?」







礼子は、人間に重なるように歩いていた。







「ほらほら、見て!
この人こうすると、腕が四本あるように見えるでしょ?」







透けることをいいことに
通行人をオモチャのごとく遊んでいた。







「いいから大人しく来なさい。
全く……」







そのまま寄り道しながらも、礼子はオッサンに付いて行く。








「ホラ、ここだ。
今日からキミが働く場所は」









連れてこられた場所は、
どこかの学校のグラウンド
であった
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