霊務
【礼子と愉快な仲間達ー10】


「それよりオッサン。
次はどの人間を大量の
ドーベルマンの中に
チワワ入れた犬の状態
のようにチビり上がら
せればいい?」






「コワ!!
発想がコワ!!
例えが悪いねキミ…!
礼子君いいかい!
君が学校の霊として…」






「あーーーー!!!!」







喋ってるオッサンの
セリフを被らせる
ように、礼子は驚きの
声を上げた。






「だから、今度は何だね礼子君!」(プンプン)






「今日学校行かなきゃ
ヒゲティーに怒られる!
やっべ!」






すると礼子は、もの凄い
スピードで道路に飛び
出した!






「おい!礼子君!
君は死んでるんだから
学校なんて行かなくて
いいんだぞ!
おい!おーーい!
女の子がヤッベなんて
言うんじゃないぞ!
オーーーーイ!!」






オッサンの声も虚しく

礼子は走り去って
行った……
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