霊務
【礼子と愉快な仲間達ー11】


キーンコーンカーン
コーン。





こちらは、礼子の通って
いる…
いや、通っていた学校
である。






「ハイハイハーイ!」






礼子が教室に入ると、
誰も礼子のことを見ず
皆がうつむいている。






「……とゆうことが両親
から連絡があった……
まあ、みんなも気を
つけるように」







「里見先生?オーイ。
あ…そうだ、私死んでる
から見えないんだ!」






このクラスの
重々しい空気。
どうやら礼子のことを
話していたのだろうか?






「なに~誰も泣いてないじゃない!
失礼しちゃうわ!!」







バン!






礼子が自分の机を叩くと
クラスのみんながビクっ
とする。






「あれ?
私、音なんて
出せたっけ?
確か写真に写るのと、
声しか聞こえないハズ
じゃあ…?」







するとオッサンが
ハアハア言いながら
教室に入ってきた。






「ゼーハゼーハ…
礼子君、君また昇級してるみたいだね…
一体どこで…?
ハアハア…」








「オッサン、ハアハア
言いながら、女子高生の
いる教室に入ってくる
なんて変態~」







と、礼子はオッサンを
からかう
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