霊務
【死んじゃった!ー6】
この霊の世界は天国はない。
もちろん地獄もない。
じゃあ、何がある?
何があるって言うのーーー!!!!
「おーいキミ。
ちゃんと聞いてるかい?」
呆然としてた礼子は、
何故か突然手を叩き始めた。
「てーんごく!!
てーんごく!!
てーんごく!!
てーんごく!!」
「い、いやいやそんな
こと言っても天国はないからキミ!
そんなアンコールみたいな言い方されても!」
「じゃあ、何があるってのよ!」
礼子は、プンプンしながら質問してきた。
喜怒哀楽が激しそうなタイプである。
「キ、キミは今から選択するんだよ。
また生き返りたければ左のドアに、
霊になりたければ右のドアに入ればいいよ」
「私が勝手に決められるの、それ?
その人の行いとか関係ないの?」
礼子の質問に、オッサンは首を振った。
「いやいや、大丈夫だよ
生き返りたければ、直ぐにでも対応できるよ」
「だって私、転がってる団子虫に瞬間接着剤垂らしたことあるのよ?
あとトンボの尻尾にヒモを付けて、
その先の紙に「礼子号」って名前つけて飛ばしたこともあるのよ?」
オッサンはそれを聞いて、やっと気付いた。
今まで気付かなかった
のが不思議なくらい、
確信を持って気付いた。
あ、この子アホだ
この霊の世界は天国はない。
もちろん地獄もない。
じゃあ、何がある?
何があるって言うのーーー!!!!
「おーいキミ。
ちゃんと聞いてるかい?」
呆然としてた礼子は、
何故か突然手を叩き始めた。
「てーんごく!!
てーんごく!!
てーんごく!!
てーんごく!!」
「い、いやいやそんな
こと言っても天国はないからキミ!
そんなアンコールみたいな言い方されても!」
「じゃあ、何があるってのよ!」
礼子は、プンプンしながら質問してきた。
喜怒哀楽が激しそうなタイプである。
「キ、キミは今から選択するんだよ。
また生き返りたければ左のドアに、
霊になりたければ右のドアに入ればいいよ」
「私が勝手に決められるの、それ?
その人の行いとか関係ないの?」
礼子の質問に、オッサンは首を振った。
「いやいや、大丈夫だよ
生き返りたければ、直ぐにでも対応できるよ」
「だって私、転がってる団子虫に瞬間接着剤垂らしたことあるのよ?
あとトンボの尻尾にヒモを付けて、
その先の紙に「礼子号」って名前つけて飛ばしたこともあるのよ?」
オッサンはそれを聞いて、やっと気付いた。
今まで気付かなかった
のが不思議なくらい、
確信を持って気付いた。
あ、この子アホだ