霊務
【礼子と愉快な仲間達ー47】
ビク!!
その異形な姿に、流石の
バカな阿部でも息を
飲んだ。
目が痛い……
あれ、私、目が取れたの
かしら…?
私の目を返して…
2年前、私のCDを
借りたまま卒業した
鈴木さん。
あたしのCD返して…
様々な怨みが交差し、
礼子は真っ赤な目のまま
阿部に向かって
手を上げて歩き始めた。
「返して、
あたしの目玉…」
姿は見えないが、
横の窓ガラス越しに
迫ってくる礼子が見える
すると、そこへ山田と
札夫の2人が後から
やってきた。
「どう?
どう、阿部ちゃん?
霊は倒したの?」
「ウヒヒ、阿部ちゃん
霊にガツンと、かまして
やったかい?」
そんな2人の問いに、
阿部は静かに口を開いた
「これ…ヤバいね…
来なけりゃ良かった…」
それを聞いた2人は、
顔を合わせた。
今…阿部は何と言った?
あ、あのマジリストの
阿部が、
初めてマジを使わない
言葉を発した…?
2人は目を前に向けると
横のガラスに礼子が
迫ってくるのが見えた。
目が真っ赤な女性が、
ゆっくり…
ゆっくりと…
あ、これヤバイデス。
「ギャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
次の瞬間、三人は声に
ならないような叫び声を
出し、
学校から飛び出して
行った
ビク!!
その異形な姿に、流石の
バカな阿部でも息を
飲んだ。
目が痛い……
あれ、私、目が取れたの
かしら…?
私の目を返して…
2年前、私のCDを
借りたまま卒業した
鈴木さん。
あたしのCD返して…
様々な怨みが交差し、
礼子は真っ赤な目のまま
阿部に向かって
手を上げて歩き始めた。
「返して、
あたしの目玉…」
姿は見えないが、
横の窓ガラス越しに
迫ってくる礼子が見える
すると、そこへ山田と
札夫の2人が後から
やってきた。
「どう?
どう、阿部ちゃん?
霊は倒したの?」
「ウヒヒ、阿部ちゃん
霊にガツンと、かまして
やったかい?」
そんな2人の問いに、
阿部は静かに口を開いた
「これ…ヤバいね…
来なけりゃ良かった…」
それを聞いた2人は、
顔を合わせた。
今…阿部は何と言った?
あ、あのマジリストの
阿部が、
初めてマジを使わない
言葉を発した…?
2人は目を前に向けると
横のガラスに礼子が
迫ってくるのが見えた。
目が真っ赤な女性が、
ゆっくり…
ゆっくりと…
あ、これヤバイデス。
「ギャアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
次の瞬間、三人は声に
ならないような叫び声を
出し、
学校から飛び出して
行った