霊務
【死んじゃった!ー7】


「ねえねえ、生き返るは分かるけど、
霊になったら一生霊のまま?」







「いや、霊になっても
いつでも生き返ることはできる。
霊を百年やろうが千年やろうがね」







「へえ~…
じゃあ、霊になった方が
得じゃない?」








得とかそういう問題ではない…







やっぱり、この子はどこかズレてるなあとオッサンは感じていた。








「まあ、ただし。
霊になったら仕事はしてもらうよ」







「え!?
仕事なんてあるの?」








ここは普通の反応をするなあと、オッサンは思った。







「そうさ、霊の世界も縦社会!!
キミには働いてもらうよ!」








不思議な世界である。
霊も人間と同じ様に
仕事をするのだ。








「それで、霊になったらどんな仕事するんですかぁ?」








「それは人を脅かす仕事さ!!
楽しいだろ~~
我々は、食べなくても稼がなくても生きていける(?)から
人を脅かすだけでいいんだ!」








オッサンは、陽気にウキウキ話し始めた。







この説明は、何万回しても楽しいものである
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