霊務
【ヤツらの存在ー3】


オッサンと礼子は顔を
見合わせ、
その、脅える意味が
分からなかった。







「ここをまとめる
サキさんでしたね?
どうゆうことか詳しく
教えていただけない
ですか?」







オッサンはそう言うと、
サキは静かに話した。







「あたいはここのA校舎
を任せられているボスだ……
だけど、
B校舎には恐ろしい霊が
居るんだ…」







ここA校舎は、
学校の教室と職員室
くらいしかなかった。







しかし、B校舎には
音楽室、化学室、美術室
などの、
不気味なスポットがある








「B校舎にはあたいより
偉い霊がいるんだ。
そこの霊は
めんどくさがりで、
人間が大嫌いなのさ…
もしこの学校に人間が
入ったなんてことに
なれば、
大変なことになる…
本当はグラウンドで人間を
追い返さなければ
いけないんだ…」








サキはB校舎の霊に
そう命令され、
ここのA校舎を任されたのだ。








「何何!!
大変なことってなーに?」







なんかワクワクしながら
礼子はサキに聞いた。







「…殺されるのさ」






サキは静かに呟いた
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