霊務
【ヤツらの存在ー7】
でも礼子は事の重大さを
分かっていない感じだ。
「どゆこと?どゆこと?
そんなに慌てるなんて、
オッサンの奥さんが
実家に帰った時以来?」
「失礼な!
ウチの嫁は
そんなことをしない!
とゆうか嫁はいない!
今募集中だ!
…って何を言わせる
礼子君!」
サキは2人のそんな
やり取りを見てか、
平常心を取り戻した。
「確かに、この校舎に
人が入ったのはマズいが
隠し通せば大丈夫かも
しれない…。
さっきのこの子の放送も
心霊現象の一つと言えば
納得してくれるだろう…」
まあ、
A棟に人間が入るのは
マズいが、
最悪隠せばなんとかなる
B棟には、
霊でさえ立ち入り禁止
なので、
サキは必死に人間を
追い返していたのだ。
ふとサキは
礼子に目をやる。
ん?
「あんた、ケガしてるね
大丈夫かい?」
「あ、これ?
違う違うこれ絵の具だよ。
美術室に行った時に
付いたんじゃないかな?
微かにだけど、
幽霊でも絵の具は
付くんだね!」
礼子は感心をしている。
そっかそっか、
絵の具か。
なら心配はない。
美術室の絵の具か…
そっかそっか…
…ん?
サキは
耳を疑ったかのように、
もう一度礼子に聞いた。
「アンタ。
ソレをドコでツケテキタ
って?
モウイチド、イッテ?」
それを聞いた礼子は、
普通に返事を返した。
「え?
だから美術室だって」
………
美術室はB棟…
「ぎゃああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
でも礼子は事の重大さを
分かっていない感じだ。
「どゆこと?どゆこと?
そんなに慌てるなんて、
オッサンの奥さんが
実家に帰った時以来?」
「失礼な!
ウチの嫁は
そんなことをしない!
とゆうか嫁はいない!
今募集中だ!
…って何を言わせる
礼子君!」
サキは2人のそんな
やり取りを見てか、
平常心を取り戻した。
「確かに、この校舎に
人が入ったのはマズいが
隠し通せば大丈夫かも
しれない…。
さっきのこの子の放送も
心霊現象の一つと言えば
納得してくれるだろう…」
まあ、
A棟に人間が入るのは
マズいが、
最悪隠せばなんとかなる
B棟には、
霊でさえ立ち入り禁止
なので、
サキは必死に人間を
追い返していたのだ。
ふとサキは
礼子に目をやる。
ん?
「あんた、ケガしてるね
大丈夫かい?」
「あ、これ?
違う違うこれ絵の具だよ。
美術室に行った時に
付いたんじゃないかな?
微かにだけど、
幽霊でも絵の具は
付くんだね!」
礼子は感心をしている。
そっかそっか、
絵の具か。
なら心配はない。
美術室の絵の具か…
そっかそっか…
…ん?
サキは
耳を疑ったかのように、
もう一度礼子に聞いた。
「アンタ。
ソレをドコでツケテキタ
って?
モウイチド、イッテ?」
それを聞いた礼子は、
普通に返事を返した。
「え?
だから美術室だって」
………
美術室はB棟…
「ぎゃああああああ!!!!!!!!!!!!!!」