霊務

第五死 修行

【有り得ないー１】


バア！！！







オッサンを探しがてら、
様々な道にある
カーブミラーに自分の
姿を映し出し、
こまめに人間達を
からかってた。








「アハハ！
おもろ！！
…さてさて次は…

…お？」







トラックの窓から人間が
ゴミをポイ捨てするのを
発見。







「ムムム！！
マナー違反！！
あたしあーゆーの
許せない！！！」







礼子は急いで、
走るトラックを追い
かけた。








運転席には、
鉢巻をして
白いタンクトップの
シャツを一枚着ている
デブったオッサンが
タバコを吸いながら
運転している。







えらい典型的なベターな
トラック運転手だ！！








日本の運転手にはなぜ
同じようなオッサンしか
いないか？








みんなクローンか！






アナタの街の～
幸せクローンニング！







それを言うなら
クリーニングと、
一人ノリツッコミも
しつつ、
礼子は手をかざした。








カッ！！！！










礼子は運転手に金縛りを
かけた