私と○○
「ん?何かな?」
「お嫁さんになりたい。私、お嫁さんになりたいんです」
先生のきょとんとした表情。
今思えば、「なんだそんな事か」とでも言いたげな表情。
「そっかそっか。すてきな夢だね」
かあっと顔が熱かったのをなんとなく覚えている。
「絶対にかなうよ、大丈夫」
先生は笑顔を見せて私の頭をゆっくりなでた。
「あれから12年か」
自然とため息が漏れる。
この記念品もずいぶんと古くなったものだ。
他の園児と比べて字がきれいな私のページは違う意味で目立っていた。
大人としては可愛くなくて面白味のかけた子だっただろう。
私がもし、幼稚園教諭になったとして相手にしたくない園児のベスト上位に入る。
しかし、皮肉ながら17にもなった今では、大人受けは凄くいい。
しかしながら、人より少しつり目で少し真面目な雰囲気を出していたら同年代はあまり近づかなくなった。
そして私が何をしたわけでもないのに「怖い」といわれた。
「お嫁さんになりたい。私、お嫁さんになりたいんです」
先生のきょとんとした表情。
今思えば、「なんだそんな事か」とでも言いたげな表情。
「そっかそっか。すてきな夢だね」
かあっと顔が熱かったのをなんとなく覚えている。
「絶対にかなうよ、大丈夫」
先生は笑顔を見せて私の頭をゆっくりなでた。
「あれから12年か」
自然とため息が漏れる。
この記念品もずいぶんと古くなったものだ。
他の園児と比べて字がきれいな私のページは違う意味で目立っていた。
大人としては可愛くなくて面白味のかけた子だっただろう。
私がもし、幼稚園教諭になったとして相手にしたくない園児のベスト上位に入る。
しかし、皮肉ながら17にもなった今では、大人受けは凄くいい。
しかしながら、人より少しつり目で少し真面目な雰囲気を出していたら同年代はあまり近づかなくなった。
そして私が何をしたわけでもないのに「怖い」といわれた。