激変少女



僕の好きな麻亞子が変わった

帰り道麻亞子のことで頭がいっぱいだった

「七瀬君の隣りかあ、よろしくね」

なんて笑顔で言ってくれる気配さえない

全く変わってしまった麻亞子

でも嫌いにならない自分

本当は優しい麻亞子と信じてたから

…というより信じたかった

僕は落ちていた缶を蹴り飛ばし
歩道橋の階段を登った

薄暗い中歩道橋を歩いていると
何mか先に人影が見えた

髪が長い女の人が歩道橋から
下の車道を見ているのだ

まさか…飛び下りたりしないよな?

嫌な予感がした



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