青い過日
「いいんだって。あーあ、弁当まで吹っ飛んでんじゃん…。」


一也はわたしを睨みつけた。


「んなもんほっとけよ!」


わたしの飛んだお弁当を拾おうとした達志の腕を掴み、一也は出て行ってしまった。


わたしは泣きそうになりながら、再びざわめきだした教室の中でお弁当を片付け、机を元に戻した。
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