青い過日
何て行ったらいいのかわからない。

遼はしっかりとわたしの手を握って、強引に歩いていく。

達志とだって手をつないで歩いたことないのに…誰かに見られたら誤解されちゃうのに。


「唯。」

「え?」

「好きだよ!」


え…。
なんでこんなに普通に好きとか言えるの?

わたしのほうがよっぽど恥ずかしくなりながら、引きずられるように遼に連いていった。
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