青い過日
「どうしたの?元気なくない…?」


わたしは思い切って聞いてみた。


「ああ…ごめん。ちょっと親父とケンカしてさ。」

「何かあったの?」

「いや、いつものこと…。」



沈黙。



「…でも、前田といると落ち着くよ。」

「…ほんと?」

「うん。寧ろ眠い。」

「なにそれ…。」



わたし達は笑い合った。
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