【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
┗○○○○カップル誕生!?
学校も終わり、寮へと帰る。
羅々と紫雲は、私の後ろで何か喋ってる。
コソコソと、小声で。
「紫雲ってば、よくここにこれたね〜?す〜ちゃんおってくるなんて…さすが♪」
「昴のこと、もっと知りたいって言って、頼んだ。校長…優しい。父さんも認めてくれた」
なんか2人してニヤニヤニヤニヤ。
え、紫雲…まさか、羅々が好きなの?
だから私を追ってきたのか。
私と友達になれば、紫雲が羅々に近づけるし…って、ん?でも羅々にはアラタが…!!
あぁ〜わけ分かんなくなってきた。
ガチャッ
「ついたよ」
後ろを振り返っても、まだ話してる2人。
気づけよ。そんなに夢中なわけ?
まぁいいや。
私は自分だけ中に入り、ドアを閉めた。
「えっ…なんで閉めるの?」
「…………?」
昴の微妙な気持ちを知らない羅々は、焦り、疑問を投げかけていた。
紫雲は、無声を貫いていた。