【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
┗体育祭の夜はロマンチック♪
「はぁ…キレイな月だな…」
私は、寮のテラスにでて、さっきまで行われていた体育祭のことを考えていた。
私が対抗リレーで、1位だった結果…見事、私達の青ブロックが優勝!
もちろん、MVPは私。
学食1年間無料券と、寮にひとつ好きな家電製品をプレゼントしてもらえるらしい。
家電製品っていっても…ココ、そろいまくってるから何にしよう?
想像をふくらませていると、ノックの音がして、私はそちらに振り返った。
「あ…昴…」
そこにいたのは、紫雲。
「あれ?どうかしたの?」
私がそう聞くと、少し言いづらそうに言葉をつまらせる紫雲。
「ね、眠れなくて…あの…その…一緒に寝よ?」
は?
「え。眠れないの?なんで私と寝るの?」
首を傾げた。
「(むっ無自覚…っ…)す、昴と一緒だと安心する…から…」
へ〜…なんか、お母さん気分?
「寝よ?昴」
上目使いでそういってきた紫雲に、胸が鳴った。
なんだ?これ?
「でも…紫雲が寝たら帰るよ?」
「俺、昴の部屋で寝るから大丈夫…」