【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

「うん…私も、好きだよ?」

「(絶対、違う好きだろ…)勘違いしてんじゃね?俺は…お前が…その…ら、LOVEなんだよっ!」

少し赤くなりながらも、真剣な様子の辰志を見ると、急に恥ずかしくなった。

ら……らぶ……?ま…まさか…

「うっはっえっ!?まっまさかっ!…小さい頃から?…ずっと?」

素っ頓狂になりながら、カミカミの私は、赤いままの顔で辰志に尋ねた。

辰志はニヤリと笑い、

「あぁそうだよ…お前が好きだ」

私のおでこにキスをした。

「ぅっ!!」

自然な流れ過ぎて抵抗を忘れてたよ……

私はズサササッと後退りした。
辰志はというと…余裕の笑みを浮かべている。

ムッ…

…くそぅ。なんで私が辰志に振り回されなきゃなんないの!?

「なっ何っ!?」

「いや…?昴が『ぅっ!!』とか言って、赤くなって…俺のこと意識してくれてるから…嬉しくてさ」

辰志は少年のようにニッと笑った。



< 164 / 460 >

この作品をシェア

pagetop