【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
私の出陣は…
…………遅かった。
私が教室に着くと、頬を膨らませた羅々が、ズンズンとがに股で近付いてきた。
「す〜ちゃん遅いっ!&今日は変装なしっ!!」
「いたっ!!」
カツラをもぎ取られた…
…痛い。
「そしてコレに着替えるっ!!」
羅々に渡されたのは…
メイド服…(汗)
いやいや、無理無理…
「羅々…私には無理だよ」
「あれ?ネコミミ付きがよかった?」
「だから、私には、無「あぁ…黒じゃなくてピンクとか?はたまたチャイナ服とか?…あれ?でもす〜ちゃんピアノ弾くし…バイオリンも…じゃードレスだねっ♪大丈夫っ!あたしがすでにセレクトしてるからっ☆」
わぁお。マシンガン!
つか、拒否権ないし(汗)
毎回のことながら、わたくし抵抗してしまいます。
…気合いが入ってるときの羅々には、結局抗えないのに。
…もう仕方ない。
渋々承諾することにしよう。
羅々から渡されたドレスは、普通に薄い灰色に青のグラデだった。
私はその上にカーディガンを着て…皆の前に出た。