【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜

私の出陣は…


…………遅かった。

私が教室に着くと、頬を膨らませた羅々が、ズンズンとがに股で近付いてきた。

「す〜ちゃん遅いっ!&今日は変装なしっ!!」

「いたっ!!」

カツラをもぎ取られた…
…痛い。

「そしてコレに着替えるっ!!」

羅々に渡されたのは…



メイド服…(汗)






いやいや、無理無理…

「羅々…私には無理だよ」

「あれ?ネコミミ付きがよかった?」

「だから、私には、無「あぁ…黒じゃなくてピンクとか?はたまたチャイナ服とか?…あれ?でもす〜ちゃんピアノ弾くし…バイオリンも…じゃードレスだねっ♪大丈夫っ!あたしがすでにセレクトしてるからっ☆」

わぁお。マシンガン!

つか、拒否権ないし(汗)
毎回のことながら、わたくし抵抗してしまいます。
…気合いが入ってるときの羅々には、結局抗えないのに。

…もう仕方ない。
渋々承諾することにしよう。

羅々から渡されたドレスは、普通に薄い灰色に青のグラデだった。
私はその上にカーディガンを着て…皆の前に出た。



< 174 / 460 >

この作品をシェア

pagetop