【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
ていうか…か け る何処っ!?
ふと、背後に人の気配がするような気がした。
「ここだぞ〜」
ビクゥッ!
いや、気のせいではなかった。
私の肩に顎を乗せてきたのは…勿論、私の捜していた架唏琉だった。
「かっかける〜驚かせるのナシだからっ!!」
「あはっ♪昴ねぇ〜ただいまぁ〜」
ほわ〜んっと笑う架唏琉を見て、やっぱり架唏琉だと思った。
いつ以来かな?
ちゃんと顔あわせるの…
私もにこっと笑い、
「おかえり、架唏琉。」
架唏琉を抱きしめ…
…ようとしたのを渉にぃと茅玻琉に、遮られた。
「ちっ」
「「「「「あれあれ?俺達の永遠のアイドル、昴が舌打ち?幻聴だよね?うん!さぁ仕事仕事っ!」」」」」
クラスメート達は、また気合いを入れ直した。
「昴〜抱きしめるなら、俺を抱きしめてよ〜☆かけるなんてほっといてさ〜」
茅玻琉がまた冗談をほざく。
架唏琉を抱きしめられなかったため、イマイチ機嫌の悪い私は、
「あぁ?てめぇは痴漢犯とでも抱き合っとけや、ゴラ(怒)」
ほざいてしまった…
茅玻琉はかなり落ち込み…
「ガーン…」
今の心境を口に出していた。
今は隅で床に『のの字』を、書いている。