【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
この重い空気の原因である張本人はというと…
「さあ、教室は綺麗になったし〜始めますか♪」
何食わぬ顔で、朝の清々しさを体いっぱいに感じていた。
報われないクラスメート達に、幸あれ。
「昨日の感じでいくよっ!目玉はもちろんす〜ちゃんだから♪」
とびっきりの笑顔で言われても困ります。
まず、目玉ってなんですか?
いつも私を、最終兵器のように扱うのはそろそろ止めて頂きたい。
…しかしこの状況で、イマイチ居場所がない私は、従う他なかったので、羅々の横暴な態度にはツッコまなかった。
「じゃあ真中と笹原!客集め行って来い」
「「ラジャー!!」」
すでに真中くんと笹原くんは羅々のパシリに格下げ!?
実行委員だったはずなのに…
一応、実行委員の仕事は客集めなんだけど…羅々が指揮をとっている時点で、主導権は羅々の物のようだ。