【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
ガラガラガラ…
「しっつれいしまーす♪」
「失礼します」
「あ〜!やっと来たぁ〜!!2人とも、遅いんだから〜!」
生徒会室に入ると、既に皆揃っていた。
「ごめ〜ん、せ〜ちゃん!」
「もぉ〜羅々っぺは〜」
コツンっと可愛く羅々を小突く、星。
何なんだ、この緩やかなコントは。
「おい、星!俺のららたん取んじゃねぇー!!(怒)」
しかも、アラタはマジギレ。
正直、もうすぐライブっていうのに…ココ、うざい。
「五月蝿いですよ、そこ」
ギャーギャーと言い合っている2人に、ピシャリと苓が冷たく言い放った。
「「す…すみません…」」
「さぁ、始まりますよ、ライブ。一応ラスト合わせします?」
「そうだね。星が心配だし」
「だっ大丈夫だよ〜」
目を泳がせながらそう言う星は、全く大丈夫そうではないと思う。
まぁタンバリンだし、ある程度なら間違っても大丈夫だろう。